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桜も満開の最盛期を超えて散り始めて、桜吹雪も風流ですね。
最近は夜温もすっかり上がり、本格的な春の訪れを告げる螻蛄の夜鳴きも喧しく。
これなら高地性種は終日屋外管理でも平気になりそうなので、栽培の手間も大幅に軽減できそうです。

………
……




どーいうことですか!

……以前にも、満開の桜に積もる雪という光景を目にしたことがあります。
とても大きなことが起こった直後の出来事だったので、その年のことはよく覚えています。
忘れもしない、今から9年前のことです。



当時は国中が喪中のような自粛状態でしたけれど、
花に積もった雪というのも、なかなか風流ですね。
花からしたら、せっかく咲いたところに堪ったものじゃないのでしょうけれど……。

ただ、今年も感染症の大流行によって大規模なお花見は出来ないみたいです。
前回の時といい桜に積もった雪は、なんだかこの国の困難を視覚的に表しているようにも見えます。



Muscari sp.

雪の中だと清楚な桜色よりも、ビビッドカラーな鮮やかな花の方が映えますね。
突然の花冷えに、一気に真冬に逆戻りしたような気候でしたが、
さすがにもう4月ということもあり、長続きはしないみたいです。
午後には寒気も抜けて暖かい空気が入り始めたこともあってか、雪はみるみる解け始めました。
数日もすれば、今度こそ高地性種は屋外管理に移行できそうです。
週二更新はちょっと厳しいかもしれませんねー……。
現状でも滞りがちなのに、これからどんどん忙しくなってきますし、
自分の心もそろそろ疑い始めてる、そうぼちぼちペースを落とすべきなのだろう。
ひとつひとつ噛みしめながら、ながら族もう終わり。
季節を感じ風を感じ緑を見よう。

けみがでの急に歌う方
結局南極何が言いたいかといえば、週一更新に運営縮小するか、
ゴーストライターでも使うかなーって感じです。
堂々と宣言してる辺りでゴーストも何もないですけど。
去年からやるやる詐欺で滞ってる水槽立ち上げ企画を、
『ノナ』辺りにでもやらせといたらいいんじゃないでしょうか。
どうせ記事の校正は森野の管轄ですしね、みんなで続けたらいいと思うです。



N. sibuyanensis
ネペンテス シブヤンエンシス

以前からちらほら予兆はあったのですけれど、うちに居るシブヤンの多くに脇芽が出てます。
株はまだまだ成熟したサイズではないですし、主茎も下葉が枯れてて不調気味ですし、
一度主茎を切り落として全てを『ゼロ』に戻し、次の世代に未来を託すのも悪くないんじゃないかと。
不調気味のまま二芽を維持できる余力があるか微妙なところですし、
あんまり判断を先延ばしにして主茎が衰退気味になってきたら、いざ挿しても着かなさそうですし。
今から水挿しにしておけば、梅雨の頃には発根して、順化の時期を一番いい環境で迎えられそうですし。

脇芽の状態のシブヤンを、幼苗の状態からまた育ててみたいっていうのも多少はあります。



N. burbidgeae x edwardsiana
ネペンテス バービッジアエ × エドワードシアナ

こちらは以前、暴れて持て余して切り落とされた主茎の成れ果て、ですね。
ある意味先述のシブヤンのモデルタイプになるであろうケース。
水挿しにして発根したので鉢上げしたのですが、根が少ないので主茎の巨大な草体を支え切れてません。
一応は支柱に固定してはいるものの、ぶるんぶるんしよるので根部の負担も大きいはず。
こちらも脇芽が出ているので、こっちがある程度育ったら主茎の方はまた落とそうかと思います。

……でも、この株も同じ経緯で落とされた主茎を挿し穂として作られたんですよね。
同じ流れで挿し続けたら、この個体、無限に殖え続けるのでは……?
輸入したのは一株だけのはずですが、いつの間にか三鉢居ますからね……。



N. xMiranda
ネペンテス ミランダ

ホームセンターで干乾びてた見切り品をトリートメントしたら復活した個体。
調子が戻った途端に伸びまくって持て余したので吊り鉢にしたのですが、
最近は吊り鉢にしても重いし、あっちこっち引っ掛かるので持て余し気味です。
ちなみに画像は全て脇芽です、主茎はファインダーの外で蜷局を巻いてます。

……そういえば、この子の主茎はまだ切ったことなかったですね。
この巨大な主茎、解体したら挿し穂いくつ作れるだろう……。

マニアからしたら珍しい品種でもないですけれど、一応丈夫なホムセンネペンなので、
殖えたら殖えたで園芸好きの友人にでも送り付けたら、なんだかんだで幸せな余生を送ってくれそう。
トロピカルな雰囲気の袋を、簡単にいっぱい着けてくれますからね。

予告通り、今回はアリストリコーサの挿し木の進捗状況です。
いろいろと前座で書こうと思ってたのですが、時間も無いし何書いたらいいかもまとまらないので。
しばらく書いてないと、感性は鈍るものですね。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 #1(♀) / Borneo Exotics
ネペンテス・アリストリコーサ

ペットボトルで複数水挿しにしたものの一切れ。
断面のケアが足りなかったのか、切り口から枯れ込んでくる個体もありましたが、
この個体は全体的に綺麗なままの経過です。

……切り口から枯れ込んだ穂でも、普通に発芽も発根もしてるので、
特に問題は無さそうですけれど……。



予備として潜在芽を二芽残しましたが、両方から出芽してますね……。
結果論ではありますが、これなら一節ごとに細切れでもよかったですね。
……まあ、そういうことした時に限って失敗したりするんですけど。



下端、普通にもう発根してますね。
白い先端の成長点と黒い細根、典型的なネペンテスの根っこです。

やっぱりうちだと水挿しの方が成績いいですねー。
以前失敗した在来ベントリも水挿しにしとけばよかったです。

ただ、水挿しで発根した根は通常管理には適応していませんので、
少しずつ用土と乾燥に慣らしていく必要があります。
以前にバーエドの挿し木でも解説した気がしますが、その辺りは追い追いということで。



袋。
切ってから数ヵ月経っても生きてるとか生命力が半端じゃないです……。
根が無い内の水分不足を補うための、貯水器官としての役割を果たしてるんでしょうねー。

今回は何について書こうか、いろいろ考えてたんですよ。
アリストリコーサの挿穂と元株の様子とか、
あとは最近コロ虹が拒食気味だったので、その話とかも。
まあ、原因は大体分かってるのですけど。
たぶんウェットシェルターが気に入らなかったんでしょうね。
今使ってるのはXLサイズで市販品では最大級のサイズなのですけれど、
太さが出てきた所為もあって、入ってるというより詰まってる感じなんです。
半分以上はみ出てますしね。
それで、隠れる場所が中途半端だったのが気に入らなかったんでしょうね。
実際シェルター取り払ったら普通に食べてくれましたし。

……あれ、一更新使わずとも冒頭だけでこの話完結してません?



N. xLadyluck
ネペンテス レディーラック

部屋が暗い……。
更新前に画像用意しようとする時に限って天気悪いんですよね。
アリストリコーサの話でもよかったんですけど、挿穂の段階ですし、
ここ最近お茶濁しばっかりで全然袋も登場してなかったので、こっちにしました。
冬の間はどうしても、仕方ないですね……。

以前書いたかどうか、ちょっとよく覚えてないですけど、
本種は高温多湿が大好きなアンプラリア系の交配種ではあるのですが、
交配親に使うとあり得ないくらい丈夫になるベントリコーサの血が入っているので、
冬は普通に10度切るような場所に取り込んどけば越冬可能な程度には強いです。
従来のアンプ系交配種では考えられないような耐寒性ですね。

……ただ、耐えられるというだけで寒いのは普通に好きじゃないみたいで、
本種の最盛期は本来夏ですし、屋内に取り込む程度の対策だと、
袋を全部落とした上で、暖かくなってからも本調子に戻るまで時間が掛かります。

……ので、今期は低地性として温室内で越冬させることにしました。
鉢が大きいので、入れるのちょっと大変でしたけど。



加温してるおかげで、今の時期でも袋を着けてくれています。
フラッシュ作動するので色飛びまくりですけど。

ただ、やっぱり夏の最盛期には遠く及ばず、
袋の個数も大きさも、完成するまでの時間も大きく劣っています。

ただ、加温の目的は夏と同様に成長させるためではなく、
春以降の立ち上がりを良くするためなので、調子を落とさなければ十分かなって思います。
ブログ的には全然映えないし、現状維持って端から見れば、つまらないとは思うのですけれど。

あとは温室の進捗状況とか載せたらいいんじゃないかなって思いましたけど、
整地とか基礎とか死ぬほど地味なシーンが続いてるので、こっちもつまらないかと……。

整地の段階では何も考えずに掘ってればよかったんですけど、
構造物の段階になってくると、設計とか材料費とか、
いろいろ考えることが多くなってきます。
考えるのも面白いのですが、他にやるべきことが多すぎて目が回りそうです。



頂芽。
最盛期に比べたら遅いですけど、止まってはいませんし、
この調子なら春以降の立ち上がりも早いんじゃないかなって思います。

他にもいろいろ書こうかと思ったのですが、
どんどん脱線して収拾つかないですし、
何より時間がないので今日はこれまでです。
早く更新しないと日付が変わってしまいます。

失礼、取り乱しました。
今でも現在進行形ではらわた煮えくり返ってはおりますが、
だらだらと怒りを表に出せるほど、暇でもないのです。

正直なところ、現代社会で生きていく上で一番必要の無いものって、
所謂クオリア、感情とか心とか、そういうものなのだと思います。
いろいろと考えてしまうから作業の能率が上がらない。
言われたことだけを淡々とこなし、何も感じず、何も思わず、何も言わない、
そういう哲学的ゾンビのような人材こそが、日本の社会に真に求められているのでしょう。

思慮は今、罪と知るべし。

もういっそ、現行人類を全て排除して機械やAIに全置換すれば、
今の社会が狂信的に求めている効率的社会が完成するのかもしれませんよ。
そういうディストピア的な社会構造って、三流SF映画なんかでよく題材になってますよね。



N. vogelii BE-3256 / Borneo Exotics
ネペンテス ボゲリー

ここ数日、よく晴れているのですが北風が強く冷たく寒いです。
ただ、陽射しは強いので窓際はとても暖かいという。
これこそ西高東低の典型的太平洋側の冬型気圧配置、
こういう気候でこそ、温室が最大限の役割を果たすのですよ。

……まだまだ完成は見えないけれど。


本種は標高1500メートル前後に自生するインターメディエイトですが、
高温を好み、低温の環境下では成長が大幅に抑制されるため、
低地性種のような環境で栽培することが求められます。
……まあ、余程低温な環境でもなければ、枯れるまではないのですが、
普通に全然育たない上に、暖かくなって以降も成長が愚図つくので温室に入れてあげましょう。



冬の間は基本的に全然ダメダメですが、温室に入れて高温多湿を保っている種に限っては、
普通に袋を着けたりしてくれるので、冬の間の癒し要員です。

……だったら普通に全種入れたげればいいんじゃないのって話ですが、
それが出来ないから今温室を建造しようって話になってるんですよ。

それはともかくとして、本種の袋は綺麗ですね。
模様とか、形とか。



次の袋も期待できそうな感じ。
やっぱり温室に入れとくって大事です。



頂芽の方もいい感じです。
かつてのような4枚構成の記事。
ただし、書く内容も、書いてる時間もなくなってきました。

……そういえば、次の記事は来年ですね。
良い年を、と、投げ遣りな言葉で左沢は今年を締め括ります。


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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