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気付けば11月。
きっとすぐに今年も終わってしまうのでしょうねー。
それはそうと11月といえば、そろそろ高地性種も夜間は屋内に入れないとです。
ただ、毎日朝出して夕方しまうのを繰り返すのは、体力的にも辛いです。
数も多くなってきましたし、大鉢も増えましたし。
もういっそ、冬の間に温室建ててしまおうかしら。



N. veitchii bario Akazukin x stripe peristome / Y's Exotics

それなりに育ってはいます。
ただ、やっぱり夏を過ぎてドライミストを止めると、
どうしても過乾燥気味になってしまいます。
用土とか、あっという間にカラカラですし。
サボタニには最適な環境なんでしょうけどネペンテスには少し辛いです。

かといって、この時期にドライミストなんて稼働したら低温障害待ったなしです。
やっぱりこの状況を打破するには、温室建てるしか……。
屋内栽培だと盛大な水撒きは不可能ですし、
ちびちび潅水するのは手間が掛かる上に根の成長にもよくないですし。



本種の成長期は夏ですが、一番綺麗な袋を着けるのは今の時期です。
もっとも、夏に比べて成長率が劣るのは、先にも挙げた秋の環境作りがダメダメな所為かもですけど。
これから晩秋から冬にかけて完全に屋内栽培に移行すると、
光の質が変わるせいか、このような綺麗な色は出ず、ぱっとしない袋になります。

夏の屋外栽培は本当に魅力的な要素でいっぱいなのですが、
季節であんまりころころ環境変えるのもよくないですねー……。
元来は常夏の高山みたいな場所の植物で、昼夜の寒暖差はあっても季節という概念はない訳ですし。

そう考えると、やっぱり夏暑すぎて冬寒すぎるこの国は、ネペンテス栽培に向いてないんでしょうね。
それでも世界レベルの栽培家が国内に存在するのは、すごいことだと思います。



頂芽。
相変わらずの毛むくじゃら。
これこそビーチって感じ。

……そういえばヤフーブログがサ終みたいですけど、
ネット上のネペンテス界隈って今後どうなるんでしょうか。
大御所はみんなヤフブロ媒体にしてたような気がします。

病院と環境があまりにも違いすぎて、早くも風邪のような症状が……。
こじらせるとまた病院行きなので、病み上がりらしく養生したいところですが、
やるべきことは相も変わらず山積みな訳で、休めば休むだけ後々辛くなるのです。

暗い話はさて置いて、久々に栽培スペースを見たところ、ウツボカズラたちはみんな元気でした。
一月振りに見ると、いろいろ気付くこともある訳で、また書いていけたらなって。



N. reinwardtiana BE-3671 / Borneo Exotics

秋も深まって斜陽がきつく、コントラストが効きすぎです。
スマホを機種変更したこともありますけど……。

元々丈夫でよく育ついい子でしたが、このサイズになって一気に加速しましたねー。
前回登場の際には最新の葉が食害に遭ってましたが、特に影響はなかったみたいです。

最近は節間も伸びてきましたが、おそらくは株の成熟によるもの。
うねうねと支柱を無視して無秩序に伸び始めたので、切除して挿し穂にしてもいいかなって思いましたが、
せっかくなので花を咲かせて雌雄判別を行ってからでもいいかなって思いました。
BEのクローンならば、雌雄は決まっているのかもしれませんが、
アリストリコーサみたいに複数のクローンからランダム出荷されてる可能性もありますし。



袋。
節間が徒長してきたので、形も少しずつ変化してきました。
リップは薄く、口は大きく、典型的な上位袋に近付いてきた感じです。
色はまだ抜けてないので、これからもう少し変化してゆくのでしょうけれど。

レインワルドティアナ自体とてもシンプルな造形の袋の種類なのですが、
上位袋になると、さらに洗練されたデザインになってきます。
一定以上まで育つと、重さで主茎の負担にならないように袋が小さくなってくるのですが、
そうなってきたら、主茎を落として挿し穂を作る段階なのかもしれませんね。
現在だとアリストリコーサがそんな感じです。



脇芽が出てきました。
小さな袋も付いててかわいいです。
一期の方に記録が残ってますが、そういえば導入当初はこんな感じの個体でしたねー。
あれから数年育ててきて、一回りしてここに至る感じは感慨深いです。

こっちの脇芽を切り取って育てるって選択肢もありそうですね。

なんとか生きてます、必死に。
長いこと記事を書いてなかったので、何から書けばいいのかちょっとわからないですけど、
とりあえずは、またこれから再開していこうかと思います。

病室は年間を通して23度前後に保たれており、暑さも寒さも季節感もなく、
入院時はまだ残暑も厳しく、夏の続きみたいなノリだったのですが、
退院するときに一歩外に出れば存外に寒く、道行く人は外套を羽織っていたりで。
それもそのはず、季節はそろそろ11月。
季節は晩秋、そろそろ冬の足音も近く。

季節感が完全に狂っているので実感はありませんが、本格的に冬の支度を始めないとです。



N. ampullaria williams Red x Herlequin BE-3659 / Borneo Exotics

夜は普通に寒いのですが、なんとか生きてました。
……とはいっても、まだ15度くらいはある夜が多いので、なんとかギリギリといった感じ。
冷える日には13度くらいになりますけどね。

とりあえず、低地性種は屋内に取り込みました。



本種は植え替えてから調子悪かったのですが、根が馴染んだのか、安物腐葉土の添加剤が抜けたのか、
やっと袋を着けてくれるようになりました。
……とはいっても、アンプの時期はもう終わりですけどね。
幸い本種は温湿度さえ保っておけば、冬でも然程調子は落とさないので楽な部類です。

ハーレクィンの面影は無いですけど、リンゴみたいな色合いとビロードのような質感は綺麗ですね。



グランドピッチャーの出来損ない、なり損ない、間抜けな姿。
結局のところ脇芽からの派生なので、伸び上がった茎を埋め戻すようなイメージで、
用土表面にマルチングを施すと発生を促すことができそうですねー。
もっとも、ある程度株が充実してる必要はあると思います。
うちでは幼苗から数年掛かりましたが、本種は促成栽培しやすい種類なので、
上手い人がきちんと栽り込めば、1年もあれば十分なサイズに育ってくれるのではないでしょうか。
あとは成株からの挿し木苗とかなら、成熟も早いです。
実際、挿し穂から半年で鉢いっぱいにグランドピッチャー鈴生りに着けさせる方とか知ってますし。
土居先生っていうんですけどね。

追い込み作業に忙殺されていたところ、前回分の記事をブッチしてしまいました。
おかげでようやく作業も一段落です。
仕事が終わって、その後に起こるのは―――

……また次の仕事が始まるんですよ。
遠い目をして、どこか遠くに行きたいですね。
十万億土の彼方へ Let's go now far away



N. madagascariensis / Malesiana Tropicals

暑さも寒さも彼岸まで、とは云ったものですが、10月に入っても真夏日連発でクソ暑いです。
始末が悪いのが、陽射しの強さは真夏のそれなのに、日照角度が低くなっているので、
遮光ネットの隙間から直射日光が栽培スペースを直撃してくるのです。
……この問題、春にも言ってた気がしますね。

さて、久々に登場したマダガスカリエンシス。
去年の夏以来だったと思うので、1年以上出てなかったことになります。
このブログでそんなことしたら、やっぱり裏でひっそり枯れてた疑惑が立てられてる訳で。
最後に登場した際も、ドライアウトさせて枯死寸前でしたし。

主茎を切り落としたい衝動に耐えつつ、ちまちまと育ててました。
時々腰水を切らしたりしたので、ちょいちょい傷んではいますけど。



伸び上がって邪魔だった主茎を切らなかった理由は、上位袋を見たかったから。
我慢した甲斐あって、ようやく袋の雰囲気が変わってきました。
ただ、もう少し手を掛けてあげれば、もっと綺麗に育ったんだろうなって。
匍匐する主茎は固定せずに好き放題伸ばさせていましたが、
風に煽られて傷んでしまうような場面も多々ありましたし。



株元は脇芽でケイオスな状態になっています。
当方では株が未熟な状態での脇芽は不調の証と常々言っていますが、
この子は一応上位袋まで育っていることと、
本種は元々非常に脇芽を出しやすく、ブッシュ状に育つ性質があります。
……ので、特に問題は無いんじゃないかなって思います。
好調であるとはとても言えない状態とも思いますけれど……。

この子も輸入して植え付けてから、一度も植え替えていないので、
そろそろ植え替えてやろうかと思いますが、低地性をこの時期植え替えるのもどうかと……。
もしか植え替えるなら、大きめの平鉢で、脇芽の育つスペースがほしいですねー。
あとは主茎も支柱でしっかり固定して、ぐらぐら揺れないように。

脇芽はいくつか切り取って、更新用の子株を作っておいてもいいかもですね。
根付くかどうかは知らないですけど……。

仕事の追い込みで立て込んでおり、つい植物の管理が疎かになっていたのですが、
ここ最近涼しかったこともあり、ミストシャワーを落としていたのですが、やっちゃいました。
具体的には、幼苗からコツコツと育ててきたラジャのドライアウトです。
以前トランカータにやらかした時と同様、完全に枯死している訳ではないのですが、
ラジャはトランカータ程強健ではない上に、水切れには非常に弱い品種。
幼苗は一日の管理ミスが即座に致命的な結果に直結すると、先達からあれほど言われたのに……。
ここから持ち直せるかは微妙なところですが、生きてても数年は愚図つくでしょうね……。

ちょっと画像を載せたり他の子について書く気力もないので、今回はこれで。
仕事の修羅場も乗り切ったら、また次回お会いしましょう。

プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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