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長かった梅雨もようやく明けたと思ったら、クソ暑いですねー。
特に夜温が下がらず熱帯夜続きなのは、高地性種には辛いところです。
以前の災害級の猛暑の時に比べたら、まだ気温自体は低めではありますが、
数日前まで雨続きで涼しかったので、急激な環境変化についていけません。
ただ、あの時は夜温でも36度くらいありましたけどね……。
よく越せたなぁって、今でも思います。
N. xRebecca soper (gracillima x ventricosa)
ネペンテス レベッカ・ソパー
近場のお店でたまたま見かけて、なんとなく買ってきました。
そういえば、まだレベッカは居なかったなーって。
お店で販売時につけられてるインボイスネームは『レッドアラタ』ですが、
本種はグラシリマとベントリコーサの交配種で、アラタの血はどこにも入ってません。
初めてお迎えした種類ではありますけれど、堅気でも売ってるベントリ交配種と考えると、
たぶん育てるのはめちゃくちゃ簡単な部類だと思います。
散々雑草と揶揄されたアラタ原種も、今は交配種のベントラータに取って代わられてますしね。
最近の忙しさを考えると、片手間でも簡単に育つ交配種が楽でいいなって思います。
N. aristolochioides x ventricosa
ネペンテス アリストリコーサ
栽培が簡単なベントリ交配種の一例。
この袋は挿木にした個体に着いたものです。
育てるのも簡単で、軽く環境を整えるだけでも通年袋を着けて、
挿木による増殖も簡単、さらには袋も独特で綺麗という、まさに大衆向けのネペンテス。
簡単な交配種を育てたところで栽培技術の向上はありませんが、
手軽に育てられる癒し系の存在も、今という環境には必要な存在だと思います。
業者が本気出したら、あっという間にホムセンネペンの仲間入りするポテンシャルはありますが、
価値観壊れちゃうので正直なところを言えば、ご遠慮願いたいところです。
今まで大事に育ててきたのに、一般に流通した途端に駄物扱いされるのは嫌ですよ?
そういう品種がホムセンネペンには多すぎます。
N. burkei x hamata
ブリハマチ
結局二芽立ちのまま今日まで育ててます。
なんだかんだで着袋率はとてもよく、毒々しい袋を鈴生りにしてくれてます。
ハマタ交配種は基本的に牙の形質は全く遺伝しないはずですが、
この個体は例外的に口の牙みがそれなりに出ています。
もちろん原種とは比べるまでもないのですが、
この栽培の簡単さで、ハマタのアトモスフィアを感じられるのなら十分な気もします。
ただ、同じ交配の別個体を他にもたくさん見てきましたけれど、
ほぼ例外なくブルケイの口にハマタの柄という感じの個体だったので、
このような発現の仕方は本種というよりも、この個体特有のものかもしれません。
N. veitchii x burbidgeae
ビーバビ
この子は挿木では増やしにくいのですが、EPが実生苗を放出してるのでそっちを入手しましょう。
ただしEPからの販売は競争率が高いことに加えて、輸入というハードルもあるので、
あんまり大規模に普及するような種類ではないように思います。
……というか実生ゆえに個体差が大きすぎて、超高額の極美個体と、
1万円前後から買える凡個体との格差がものすごいです。
ちなみにうちの子はですね……見た目通りですよ。
本種も交配種の例に漏れず栽培は簡単ですが、少しだけ留意すべき点があります。
それは意外にも、水をとても好むということ。
用土の表面が乾いてから、たっぷりと潅水という初心者向けのセオリー通りじゃ上手くいきません。
用土が濡れてようがお構いなしに、一日朝晩の二回くらい、たっぷり潅水してやりましょう。
ビーチとバービッジアエは両親共に、やや乾かし気味に管理すべき原種なので、
導入当初はそのように管理していたのですが、全然育たない上に調子も悪そうだったので、
他の栽培家の方に聞いてみたところ、濡らし気味の管理を勧められたので、
そのようにしてみたところ、メキメキ育って今となっては若干持て余し気味です。
袋もバケツというには細くて少し頼りないですが、
500mlのペットボトル程度のサイズはあるので、それなりに見応えはあります。
※素焼き鉢に水抜けのいい用土、屋外栽培という、うちの環境を前提にした管理です。
他の要素を無視して潅水だけ真似しても失敗します。
Author:左沢ねあ
特に夜温が下がらず熱帯夜続きなのは、高地性種には辛いところです。
以前の災害級の猛暑の時に比べたら、まだ気温自体は低めではありますが、
数日前まで雨続きで涼しかったので、急激な環境変化についていけません。
ただ、あの時は夜温でも36度くらいありましたけどね……。
よく越せたなぁって、今でも思います。
N. xRebecca soper (gracillima x ventricosa)
ネペンテス レベッカ・ソパー
近場のお店でたまたま見かけて、なんとなく買ってきました。
そういえば、まだレベッカは居なかったなーって。
お店で販売時につけられてるインボイスネームは『レッドアラタ』ですが、
本種はグラシリマとベントリコーサの交配種で、アラタの血はどこにも入ってません。
初めてお迎えした種類ではありますけれど、堅気でも売ってるベントリ交配種と考えると、
たぶん育てるのはめちゃくちゃ簡単な部類だと思います。
散々雑草と揶揄されたアラタ原種も、今は交配種のベントラータに取って代わられてますしね。
最近の忙しさを考えると、片手間でも簡単に育つ交配種が楽でいいなって思います。
N. aristolochioides x ventricosa
ネペンテス アリストリコーサ
栽培が簡単なベントリ交配種の一例。
この袋は挿木にした個体に着いたものです。
育てるのも簡単で、軽く環境を整えるだけでも通年袋を着けて、
挿木による増殖も簡単、さらには袋も独特で綺麗という、まさに大衆向けのネペンテス。
簡単な交配種を育てたところで栽培技術の向上はありませんが、
手軽に育てられる癒し系の存在も、今という環境には必要な存在だと思います。
業者が本気出したら、あっという間にホムセンネペンの仲間入りするポテンシャルはありますが、
価値観壊れちゃうので正直なところを言えば、ご遠慮願いたいところです。
今まで大事に育ててきたのに、一般に流通した途端に駄物扱いされるのは嫌ですよ?
そういう品種がホムセンネペンには多すぎます。
N. burkei x hamata
ブリハマチ
結局二芽立ちのまま今日まで育ててます。
なんだかんだで着袋率はとてもよく、毒々しい袋を鈴生りにしてくれてます。
ハマタ交配種は基本的に牙の形質は全く遺伝しないはずですが、
この個体は例外的に口の牙みがそれなりに出ています。
もちろん原種とは比べるまでもないのですが、
この栽培の簡単さで、ハマタのアトモスフィアを感じられるのなら十分な気もします。
ただ、同じ交配の別個体を他にもたくさん見てきましたけれど、
ほぼ例外なくブルケイの口にハマタの柄という感じの個体だったので、
このような発現の仕方は本種というよりも、この個体特有のものかもしれません。
N. veitchii x burbidgeae
ビーバビ
この子は挿木では増やしにくいのですが、EPが実生苗を放出してるのでそっちを入手しましょう。
ただしEPからの販売は競争率が高いことに加えて、輸入というハードルもあるので、
あんまり大規模に普及するような種類ではないように思います。
……というか実生ゆえに個体差が大きすぎて、超高額の極美個体と、
1万円前後から買える凡個体との格差がものすごいです。
ちなみにうちの子はですね……見た目通りですよ。
本種も交配種の例に漏れず栽培は簡単ですが、少しだけ留意すべき点があります。
それは意外にも、水をとても好むということ。
用土の表面が乾いてから、たっぷりと潅水という初心者向けのセオリー通りじゃ上手くいきません。
用土が濡れてようがお構いなしに、一日朝晩の二回くらい、たっぷり潅水してやりましょう。
ビーチとバービッジアエは両親共に、やや乾かし気味に管理すべき原種なので、
導入当初はそのように管理していたのですが、全然育たない上に調子も悪そうだったので、
他の栽培家の方に聞いてみたところ、濡らし気味の管理を勧められたので、
そのようにしてみたところ、メキメキ育って今となっては若干持て余し気味です。
袋もバケツというには細くて少し頼りないですが、
500mlのペットボトル程度のサイズはあるので、それなりに見応えはあります。
※素焼き鉢に水抜けのいい用土、屋外栽培という、うちの環境を前提にした管理です。
他の要素を無視して潅水だけ真似しても失敗します。
Author:左沢ねあ
この前立ち上げた水槽の話をノナに任せようとしたんですけど、
まだ水景として出来上がってないらしいので、もうしばらくは出てこなさそうです。
……というか、私が出資してるのに電気点いてるの見たことないってどゆこと??
夜遅くに仕事を終えて、水槽を覗くとそこに在るのは、
一日の光合成を終えて鳥皮みたいになったサンゴの姿。
全然つまんない、全然つまんないこのコーナー。
Nelumbo nucifera
ずっと咲かないハスに関する視察がてらに、その花を見に行ってきました。
……とは言っても、結構昔のはなしではありますけれど。
画像は3000年前の地層から出土した種子から育てたという古代蓮の一種。
そんな古い種が生きてるとは到底信じがたいですが、この手の話は世界中にあり、
本種が3000年前の種子というのは放射性炭素年代測定による推定ですが、
中国の寺院にて1200年間保存されていた種子からの発芽・開花例も存在している辺り、
あながちあり得ない話ではないのかもしれませんね。
性質はピンク一重の大型種。
人の手の加わっていない、旧い時代の原種に近いハスだそうです。
巨大な花托。
今後種になる雌蕊の先っちょがたくさんあります。
数は勝手に数えてください。
ちなみにうちで咲いた花には5個しかなかったです。
ハスは栽培面積が大きければ大きいほど株が充実するのですが、
やっぱり15リットル程度のバケツと、沼に地植えでは比べるまでもなく。
物語は散った後に。
ここから種が膨らんでゆく訳ですが、集合体恐怖症、
トライポフォビアが卒倒しそうな光景なので自重します。
そういえば、近場で水田の中でレンコンを育ててるところがあるのですが、
こぼれ種やら地下茎が畦を貫通したりで稲の方まで侵食してて死ぬほど迷惑そうでした。
やっぱり窮屈そうでも、地植えにしちゃダメな植物ってありますよねって。
N. lutea
キバナハス
黄……色……?
Author:左沢ねあ
まだ水景として出来上がってないらしいので、もうしばらくは出てこなさそうです。
……というか、私が出資してるのに電気点いてるの見たことないってどゆこと??
夜遅くに仕事を終えて、水槽を覗くとそこに在るのは、
一日の光合成を終えて鳥皮みたいになったサンゴの姿。
全然つまんない、全然つまんないこのコーナー。
Nelumbo nucifera
ずっと咲かないハスに関する視察がてらに、その花を見に行ってきました。
……とは言っても、結構昔のはなしではありますけれど。
画像は3000年前の地層から出土した種子から育てたという古代蓮の一種。
そんな古い種が生きてるとは到底信じがたいですが、この手の話は世界中にあり、
本種が3000年前の種子というのは放射性炭素年代測定による推定ですが、
中国の寺院にて1200年間保存されていた種子からの発芽・開花例も存在している辺り、
あながちあり得ない話ではないのかもしれませんね。
性質はピンク一重の大型種。
人の手の加わっていない、旧い時代の原種に近いハスだそうです。
巨大な花托。
今後種になる雌蕊の先っちょがたくさんあります。
数は勝手に数えてください。
ちなみにうちで咲いた花には5個しかなかったです。
ハスは栽培面積が大きければ大きいほど株が充実するのですが、
やっぱり15リットル程度のバケツと、沼に地植えでは比べるまでもなく。
物語は散った後に。
ここから種が膨らんでゆく訳ですが、集合体恐怖症、
トライポフォビアが卒倒しそうな光景なので自重します。
そういえば、近場で水田の中でレンコンを育ててるところがあるのですが、
こぼれ種やら地下茎が畦を貫通したりで稲の方まで侵食してて死ぬほど迷惑そうでした。
やっぱり窮屈そうでも、地植えにしちゃダメな植物ってありますよねって。
N. lutea
キバナハス
黄……色……?
Author:左沢ねあ
なーにが暦通りの梅雨ですか。
8月入ってもまだ梅雨明けしてないって観測史上初ですよ。
Nelumbo nucifera
碗バスの一種。
数年前に一度だけ登場したハスですけど、
枯れはしないものの咲きもせず、なんとも言えない状況が続いてました。
咲きはしないけど植え替えだけは毎年きちんとしないとなので、
株数だけはちゃっかり増えてくのが腹立たしいところ。
メインの蓮根以外は廃棄すればいいだけなんですけど、
せっかく育ちそうなのに捨てるのも可哀想かなって。
画像は植え替え後しばらくして、浮葉が出てきたところです。
数週間後。
水面が浮葉でいっぱいになって、少しずつ立葉になりつつあります。
植え替え後しばらくは泥水でしたが、だんだん澄んできました。
食虫植物メインで育ててる人の職業病みたいなものかもしれませんが、
どうしても施肥という工程を軽視してしまいがち。
ハスは肥料喰いということで、咲かない理由に肥料不足もあるのかなと思い、
今年は肥料をよく効かせてみることにしました。
それはもう、自称園芸中級者辺りが見たら卒倒しそうな量を、
ドバドバと大量に、それも週一のペースで。
あり得ないレベルの多肥管理が功を奏したのか、
栽培開始から数年目にして、初めての花芽を確認することができました。
葉っぱも綺麗な状態で、どうやら過肥ということはなかった様子。
どれだけ肥料好きなんですか……。
ただ、今年はご存じの通り、梅雨が本気で全然晴れません。
肥料よりも何よりも日照が大事なハスにとってはあまりにも致命的なこの状況、
花芽がこのまま腐ったりしないよう願うことしかできません。
日照がほぼ無いせいで全然動かないのですが、それでもなんとかここまで膨らんできました。
ここまで来れば、あとは咲いてくれるのを待つばかりです。
育て始めて数年目にして初めて見る花……とても楽しみです。
……あれ、これって直前で腐るフラグじゃないですか?
開花しました。
ハスの花って、散り際の潔さとか結構好きです。
ちなみにハス科の植物は、ピンクの花を咲かせる N. nucifera と、
黄色い花を咲かせる N. lutea の2種類しか現存せず、
白花変種を含めても僅か3色のバリエーションしかありません。
世界中にハスの品種はものすごい数が存在しますが、
全ては3色の配分の違いに加えて、花の大きさや花弁の形、一重と八重の違いと、
その品種が作出された背景に由来しています。
実際、古代蓮系は由来が違うだけで全部大型ピンク一重咲きなので、
見た目的には全く区別がつきません。
その上ハスはものすごく交雑しやすいので、種の保存が大変なんだとか。
幸い実生ではなく地下茎による栄養生殖でクローン体を残せますけど、
他にもいろいろ書きたいことはあった気がしますが、
仕事明けに書いててクソ眠い上に、数時間後にはまた仕事なのでこの辺で切り上げます。
ハスの花については、また気が向いたら書くかもしれません。
こういうこと言うときって、大抵次はないですよね。
森に帰りたい……。
Author:左沢ねあ
8月入ってもまだ梅雨明けしてないって観測史上初ですよ。
Nelumbo nucifera
碗バスの一種。
数年前に一度だけ登場したハスですけど、
枯れはしないものの咲きもせず、なんとも言えない状況が続いてました。
咲きはしないけど植え替えだけは毎年きちんとしないとなので、
株数だけはちゃっかり増えてくのが腹立たしいところ。
メインの蓮根以外は廃棄すればいいだけなんですけど、
せっかく育ちそうなのに捨てるのも可哀想かなって。
画像は植え替え後しばらくして、浮葉が出てきたところです。
数週間後。
水面が浮葉でいっぱいになって、少しずつ立葉になりつつあります。
植え替え後しばらくは泥水でしたが、だんだん澄んできました。
食虫植物メインで育ててる人の職業病みたいなものかもしれませんが、
どうしても施肥という工程を軽視してしまいがち。
ハスは肥料喰いということで、咲かない理由に肥料不足もあるのかなと思い、
今年は肥料をよく効かせてみることにしました。
それはもう、自称園芸中級者辺りが見たら卒倒しそうな量を、
ドバドバと大量に、それも週一のペースで。
あり得ないレベルの多肥管理が功を奏したのか、
栽培開始から数年目にして、初めての花芽を確認することができました。
葉っぱも綺麗な状態で、どうやら過肥ということはなかった様子。
どれだけ肥料好きなんですか……。
ただ、今年はご存じの通り、梅雨が本気で全然晴れません。
肥料よりも何よりも日照が大事なハスにとってはあまりにも致命的なこの状況、
花芽がこのまま腐ったりしないよう願うことしかできません。
日照がほぼ無いせいで全然動かないのですが、それでもなんとかここまで膨らんできました。
ここまで来れば、あとは咲いてくれるのを待つばかりです。
育て始めて数年目にして初めて見る花……とても楽しみです。
……あれ、これって直前で腐るフラグじゃないですか?
開花しました。
ハスの花って、散り際の潔さとか結構好きです。
ちなみにハス科の植物は、ピンクの花を咲かせる N. nucifera と、
黄色い花を咲かせる N. lutea の2種類しか現存せず、
白花変種を含めても僅か3色のバリエーションしかありません。
世界中にハスの品種はものすごい数が存在しますが、
全ては3色の配分の違いに加えて、花の大きさや花弁の形、一重と八重の違いと、
その品種が作出された背景に由来しています。
実際、古代蓮系は由来が違うだけで全部大型ピンク一重咲きなので、
見た目的には全く区別がつきません。
その上ハスはものすごく交雑しやすいので、種の保存が大変なんだとか。
幸い実生ではなく地下茎による栄養生殖でクローン体を残せますけど、
他にもいろいろ書きたいことはあった気がしますが、
仕事明けに書いててクソ眠い上に、数時間後にはまた仕事なのでこの辺で切り上げます。
ハスの花については、また気が向いたら書くかもしれません。
こういうこと言うときって、大抵次はないですよね。
森に帰りたい……。
Author:左沢ねあ
今年の梅雨は梅雨らしい天気な上に、やたら長引きますね。
例年まで梅雨とは名ばかりの空梅雨ばかりで、気付けば明けていた、
……というようなことが多かったので、暦通りは新鮮です。
ここ数年の異常気象は目に余るものが多く、
観測史上初や、数百年に一度の災害クラスという単語を毎年聞く気がします。
この世界はこの先一体どうなっちゃうんでしょうね。 別にどうでもいいですけど。
N. lowii mulu / Y's Exotics
気付けば前回更新から1ヵ月も経ってたんですねー。
気候的にはネペンテス栽培には1年で最も適した時期な訳で、
いろいろ育ってますし、栽培自体は好調なのですけれども、
肝心の左沢の方が全然ダメダメで更新どころじゃなく、
最近ではもう「森に帰りたい」以外言わなくなりました、生まれも育ちも都会のくせに。
時勢もありますけど、現在の医療従事者の労働環境はベンタブラック状態です。
闇を見通す私でも目を逸らす程のドス黒。
……冒頭に書くような愚痴ですけど、ここに書かないと永久に吐き出せない気がしたので。
あ、そういえばローウィの袋、完成してました。
前回記事から1ヵ月経ってりゃ当然かもしれませんが、実際には2週間以上前に蓋開いてました。
N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
前回分のラジャの頂芽が葉になりました。
我々の気持ちとは反対に見事なリーフジャンプ、前の葉の倍のサイズになってます。
ラジャは屋外栽培との相性が良好ですけど、前回の植え替え時に根鉢を崩してからは特に成長が早いです。
本来は根を弄られるのを嫌いますので、そこはケースバイケースですけれど、
根が用土に馴染めていないのなら、一考の価値はあるかもしれません。
トドメ刺すだけかも知らないですけど。
N. attenboroughii BE-3693 / Borneo Exotics
タイトル詐欺とか再生数の伸び悩む三下動画投稿者かよって感じですけど、
アッテンボロギもちゃんとあります、ご期待ください。期待に添えるかは知らないですけど。
ここ数年未登場だったので枯れた疑惑濃厚ですけど生きてます。
ただ調子が上がらないのも事実で、記事にできなかったというのが本音です。
ようやく頂芽を展開してきましたけど、動きは死ぬほど遅いです。
袋も着いてないですし、栽培的にはダメダメの大失敗もいいところ。
サイズ的には国内ではほぼ見ないサイズではありますが、袋着いてない時点でダメですね。
そもそもアッテンボロギ自体を国内ではほぼ見ないですし。
最近はあまり国内路線から情報収集してないので、化け物サイズに育て上げてる人も居そうですけど。
調子落としたとき特有の脇芽まで出てきました。
なんか懐かしいですねー、そういえば導入時は確かにこんな個体でした。
でも、脇芽が出たってことは、主茎の方はもうダメかもわからんですね。
一応動きはありますし、ブログ開設初期から育ててきた個体ということで抵抗もありますが、
完全に勢いを失くす前に刎ね落として、脇芽の方に注力させた方が賢明かもしれません。
やっぱり国内での栽培実績が全く存在しない原種ですので、一筋縄ではいきませんね。
Author:森野久真
例年まで梅雨とは名ばかりの空梅雨ばかりで、気付けば明けていた、
……というようなことが多かったので、暦通りは新鮮です。
ここ数年の異常気象は目に余るものが多く、
観測史上初や、数百年に一度の災害クラスという単語を毎年聞く気がします。
この世界はこの先一体どうなっちゃうんでしょうね。 別にどうでもいいですけど。
N. lowii mulu / Y's Exotics
気付けば前回更新から1ヵ月も経ってたんですねー。
気候的にはネペンテス栽培には1年で最も適した時期な訳で、
いろいろ育ってますし、栽培自体は好調なのですけれども、
肝心の左沢の方が全然ダメダメで更新どころじゃなく、
最近ではもう「森に帰りたい」以外言わなくなりました、生まれも育ちも都会のくせに。
時勢もありますけど、現在の医療従事者の労働環境はベンタブラック状態です。
闇を見通す私でも目を逸らす程のドス黒。
……冒頭に書くような愚痴ですけど、ここに書かないと永久に吐き出せない気がしたので。
あ、そういえばローウィの袋、完成してました。
前回記事から1ヵ月経ってりゃ当然かもしれませんが、実際には2週間以上前に蓋開いてました。
N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
前回分のラジャの頂芽が葉になりました。
我々の気持ちとは反対に見事なリーフジャンプ、前の葉の倍のサイズになってます。
ラジャは屋外栽培との相性が良好ですけど、前回の植え替え時に根鉢を崩してからは特に成長が早いです。
本来は根を弄られるのを嫌いますので、そこはケースバイケースですけれど、
根が用土に馴染めていないのなら、一考の価値はあるかもしれません。
トドメ刺すだけかも知らないですけど。
N. attenboroughii BE-3693 / Borneo Exotics
タイトル詐欺とか再生数の伸び悩む三下動画投稿者かよって感じですけど、
アッテンボロギもちゃんとあります、ご期待ください。期待に添えるかは知らないですけど。
ここ数年未登場だったので枯れた疑惑濃厚ですけど生きてます。
ただ調子が上がらないのも事実で、記事にできなかったというのが本音です。
ようやく頂芽を展開してきましたけど、動きは死ぬほど遅いです。
袋も着いてないですし、栽培的にはダメダメの大失敗もいいところ。
サイズ的には国内ではほぼ見ないサイズではありますが、袋着いてない時点でダメですね。
そもそもアッテンボロギ自体を国内ではほぼ見ないですし。
最近はあまり国内路線から情報収集してないので、化け物サイズに育て上げてる人も居そうですけど。
調子落としたとき特有の脇芽まで出てきました。
なんか懐かしいですねー、そういえば導入時は確かにこんな個体でした。
でも、脇芽が出たってことは、主茎の方はもうダメかもわからんですね。
一応動きはありますし、ブログ開設初期から育ててきた個体ということで抵抗もありますが、
完全に勢いを失くす前に刎ね落として、脇芽の方に注力させた方が賢明かもしれません。
やっぱり国内での栽培実績が全く存在しない原種ですので、一筋縄ではいきませんね。
Author:森野久真
今日はいっぱい話そう、君が生まれてくるこの世界のことを。
N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
ローイの次はラジャを記事にしようと、ずっと思っていたのですけれど、
気付けばあれから一か月近い時間が経過しようとしている訳で……。
どちらも高山性のウツボカズラではありますけれど、
ラジャの方が屋外栽培との相性がいいみたいで、春から秋にかけての成長速度はかなり早いです。
まあ、うちの環境だと冬になると半休眠のような状態に陥り成長を停止し、
春に調子を戻すまでに多少の時間が掛かることから、大株に成るには至っていませんが……。
これが冬でも理想的な環境を創れれば、かなりの速度で大きくなってくれそうですけど。
ただ、ラジャの栽培はLSがメートル級を超える辺りで大きな壁があるらしく、
余程上手く栽っていないと、その辺りで主茎が勢いを失くし、そのまま脇芽更新となるようです。
袋。
ラジャはローウィとは異なり、ラグビーボールのような下位袋が魅力なので、
主茎は徒長させずに袋は接地するように育てていく形になります。
ただ、この個体はまだ下位袋というよりは、幼袋のような感じで種としての特徴もまだまだな感じで……。
食虫植物界の王ともなれば4号鉢を飛び出す程度の大きさでは、まだまだ幼苗の段階なのでしょうね。
今までは鉢内に袋を作ることが多かったですが、葉が完全に鉢縁を飛び出し、
こんな感じで空中で蕾が宙ぶらりんになることが多くなってきました。
ラジャの下位袋はずんぐりむっくりで大きく重いため、接地していない状態だと、
自重に負けてしまう為か、上手く大きくならないことが多いです。
こうなる前に大きな平鉢に植え替えたかったところですが、
大きな素焼きの平鉢なんて、それこそ製造業者直売店のようなところでしか買えません。
当然、この近辺で取り扱っている業者などあるはずもなく……。
どこでも売ってる駄温の平鉢でもいいのですけれど、
ラジャは根部の通気が極めて重要な種類なので、出来れば素焼き、
可能であれば胴抜きに仕立てたいところです。
ただ、固焼きの駄温は硬いから加工が大変なんですよね……。
頂芽も勢いがあっていい感じ。
いつも言ってるけど、通年屋外栽培可能な環境だったらいいのに……。
そう考えると沖縄とか理想郷みたいな環境っぽいですけど、
向こうは向こうで台風の度に巻き上がった海水による塩害に悩まされたりするそうで。
理想郷なんて、そうそう無いものです。
いっそのこと、東南アジアで栽培なんか始めてみたり?
本物の自生地の環境で、それこそ地植えにして育ててみたり……、
なんて思ったりもしましたが、それなら自生個体を見に行った方がよくないです?
………
……
…
というのが先月のお話。
あれからラジャがどうなったと言えば……。
頂芽が展開して大きな葉になってます。
まあ、新しく記事にするほどでもないような、そんな感じで。
そういえば主茎が伸びてふらふらとバランスが悪かったので、
株元を水苔マルチングで埋めて安定感を出しつつ、
用土表面にのみ水分を含ませることで空中湿度の保持にも役立ててみました。
食虫植物を栽培する嗜みとして、乾燥水苔の在庫はそれなりにあるのですけれど、
水苔植えって湿生種以外、今日日なかなかやらないので、こういう形で使っていければと。
今までは茎が伸び上がったら植え替えて埋め戻してましたけど、
こういう形で対処できたら株への負担も少ないでしょうしねー。
参考までに、導入当初の様子。
もちろん同一個体ですよ。
思えば、結構遠くまで来たものです。
Author:左沢ねあ
N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
ローイの次はラジャを記事にしようと、ずっと思っていたのですけれど、
気付けばあれから一か月近い時間が経過しようとしている訳で……。
どちらも高山性のウツボカズラではありますけれど、
ラジャの方が屋外栽培との相性がいいみたいで、春から秋にかけての成長速度はかなり早いです。
まあ、うちの環境だと冬になると半休眠のような状態に陥り成長を停止し、
春に調子を戻すまでに多少の時間が掛かることから、大株に成るには至っていませんが……。
これが冬でも理想的な環境を創れれば、かなりの速度で大きくなってくれそうですけど。
ただ、ラジャの栽培はLSがメートル級を超える辺りで大きな壁があるらしく、
余程上手く栽っていないと、その辺りで主茎が勢いを失くし、そのまま脇芽更新となるようです。
袋。
ラジャはローウィとは異なり、ラグビーボールのような下位袋が魅力なので、
主茎は徒長させずに袋は接地するように育てていく形になります。
ただ、この個体はまだ下位袋というよりは、幼袋のような感じで種としての特徴もまだまだな感じで……。
食虫植物界の王ともなれば4号鉢を飛び出す程度の大きさでは、まだまだ幼苗の段階なのでしょうね。
今までは鉢内に袋を作ることが多かったですが、葉が完全に鉢縁を飛び出し、
こんな感じで空中で蕾が宙ぶらりんになることが多くなってきました。
ラジャの下位袋はずんぐりむっくりで大きく重いため、接地していない状態だと、
自重に負けてしまう為か、上手く大きくならないことが多いです。
こうなる前に大きな平鉢に植え替えたかったところですが、
大きな素焼きの平鉢なんて、それこそ製造業者直売店のようなところでしか買えません。
当然、この近辺で取り扱っている業者などあるはずもなく……。
どこでも売ってる駄温の平鉢でもいいのですけれど、
ラジャは根部の通気が極めて重要な種類なので、出来れば素焼き、
可能であれば胴抜きに仕立てたいところです。
ただ、固焼きの駄温は硬いから加工が大変なんですよね……。
頂芽も勢いがあっていい感じ。
いつも言ってるけど、通年屋外栽培可能な環境だったらいいのに……。
そう考えると沖縄とか理想郷みたいな環境っぽいですけど、
向こうは向こうで台風の度に巻き上がった海水による塩害に悩まされたりするそうで。
理想郷なんて、そうそう無いものです。
いっそのこと、東南アジアで栽培なんか始めてみたり?
本物の自生地の環境で、それこそ地植えにして育ててみたり……、
なんて思ったりもしましたが、それなら自生個体を見に行った方がよくないです?
………
……
…
というのが先月のお話。
あれからラジャがどうなったと言えば……。
頂芽が展開して大きな葉になってます。
まあ、新しく記事にするほどでもないような、そんな感じで。
そういえば主茎が伸びてふらふらとバランスが悪かったので、
株元を水苔マルチングで埋めて安定感を出しつつ、
用土表面にのみ水分を含ませることで空中湿度の保持にも役立ててみました。
食虫植物を栽培する嗜みとして、乾燥水苔の在庫はそれなりにあるのですけれど、
水苔植えって湿生種以外、今日日なかなかやらないので、こういう形で使っていければと。
今までは茎が伸び上がったら植え替えて埋め戻してましたけど、
こういう形で対処できたら株への負担も少ないでしょうしねー。
参考までに、導入当初の様子。
もちろん同一個体ですよ。
思えば、結構遠くまで来たものです。
Author:左沢ねあ
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Illustration:森野久真
コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨
毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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